沙耶の唄
主人公の匂坂郁紀は、交通事故により両親を亡くし、自らも知覚障害の後遺症に悩まされていた。
すべてのものが異常な姿で見えるようになっていたのだ。街の建物は豚の臓物をぶちまけて塗りたくった様に、人間はおぞましい肉塊に見え、話す言葉は呻き声や金切り声に聞こえ、触れた感触ですら尋常ではなくなっていた。
そんな匂坂郁紀は周りと距離を置き、孤独の中に身を置くようになって行った、そんな匂坂郁紀の前に沙耶と名乗る少女が現れた。
不思議な事に沙耶という少女だけは郁紀には普通の人の形に見えたのだが・・・。
ぶっちゃけアダルトゲームで御座いまし(・∀・)
が、コチラ飛ぶ鳥を叩き殺す勢いの脚本家、虚淵玄の作品です。
そんな虚淵玄が書いた、超傑作のラブストーリー・グロ・ゲームです。
匂坂郁紀の見る世界観が狂気の極みでして、その世界観の説明と描写だけで、すでにお腹ミチミチになりそうなぐらい徹底してます。肉の街、実際に音響効果で無気味に聞こえる人間の声などなど、
ホラー映画好きでも、なかなか唸った!
エグい(;・∀・)ホント!
そんな郁紀の世界に現れたロリロリな沙耶と、、、何かあるよね?(; ・`д・´)
二人の間に恋愛感情が目覚めると同時に、この沙耶の雌の本能ゆえに、郁紀の周りでヤイノヤイノ起こるんですが、、まぁ、コレをアダルトゲームよく出したなって思うぐらい凄惨かつ救いのない展開。
アダルトゲームなんで、◯◯ちゃんルートとか、ハッピーエンドなど何種類かある思いますがコレな、一応3パターンのエンドがあるんですが、全部が鬱エンドっていうね。
小鬱、中鬱、超世界規模鬱エンドの3つです。
(; ̄ェ ̄)どうなってんの、ご褒美感まったくない!
最近の映画でクトゥルフ神話で『モンスター 変身する美女』ってありましたがわりと似てますが、、、コッチは全く望みがない(人類が)になってます。
が、郁紀と沙耶の二人の世界を守りたいと願う二人の姿には目がしらが熱くなり、究極の愛情を見せた沙耶の健気さに恐怖しながらも感動するっていう、なんか不思議な作品です。
しかし、こんな強烈な恋愛モノ見せられると、普通の恋愛映画は観れなくなるかもしれぬかも?(´Д` )
ちなみにコチラ、アメコミ化しておるw
( ゚Д゚)<沙耶タンじゃない!!