イノ溜め

気持ち悪いのばっかりみておりますね。

NO MERCY・胃之上 奇嘉郎

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あの中村 嘉宏先生こと胃之上 奇嘉郎先生の初期作品、『NO MERCY』でございます。
ガンダム富野由悠季監督作品に拉致られた2002年に発行されてるコチラですが、あの吉田健一さんと組んでキャラクターデザインをしたという、エロ漫画家さんがイキナリこれは凄いのでは?
エロ漫画出身でキャラクターデザインしてエロ漫画で印税1億超えのエロ漫画家さん(どこの鳴子ハナハル?)もいる今の時代なら珍しくないかもですが、14年前にしたらどうなんでしょう??
 (*´σー`)?

さてコチラな、ただ普通のエロ漫画を紹介するワケないよのさ(・x・)エロ漫画枠だけに収められない作品でして。
みんな大好きケッチャム伯父さんを彷彿させる作品、クローネンバーグ作品ばりの粘膜描写、異形に幼女に半陰陽にハイブリッドアニマルなど特盛な内容。


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糞親父の遊ぶ金を捻出する為に、汚い小屋(汲み取り式トイレの)に穴の空いた靴下と毛布だけ着せられ鎖で繋がれた娘に、売春させてるのを覗き見る男の子の話し『小屋のある風景』ですが、一発目で出ますが、いきなり重量級の鬱ネタを、、、(;´Д`)アウ...
しかし、とんでもなく雰囲気感が良く(違う方向で)心にしみる味わい。


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うって変わってSFスリラー色が強い『Dolls』ですが、ざっくりDollsを説明すると人造ダッチワイフ人間で、性的趣向に合わせて、異常に小型の人造人間、ハイブリッドアニマルなどを作ってエロい事する話しなんですが。
いきなり、Dollsを刺し殺す場面からはじまり、散々Dollsを陵辱したシーンで盛り上げ、ラストの一コマで心底ゾッとさせる展開は、そこら辺のホラー映画より凄いです。
Dollsに施された悪趣味な性的な特性もなかなかヒドイ。


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表紙になってるキャラが出る『異形館・欲望の卵』ですが、今度は『ヘル・レイザー』的な話しなんです、直球オカルト物です。
妻と別れ、さらにはリストラされた人生詰んだ父親さんが、自分の娘を愛するあまりに全身粘膜化(粘膜描写が凄い)
小心者の男が人狼化、ぼっちJKが寂しさのあまりにドッペルゲンガーを生み出したりします。
オチの暗黒っぽいのがツボでしたよ。

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しかし、見ての通りの圧倒的な画力にビビりますわ、どのコマも捨てコマが無い∑(゚Д゚)
正直、いかにもエロ漫画な話しもありましたが、あの絵柄画力で誤魔化された気もします(´∀`*)ウフフ、、、


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こんな無駄にネリネリされた設定とか、エロさを無視したアングル(粘膜親父のアングルは物凄い!)とか、男目線で見るとサッパリ抜けない内容でしょうなぁ(・∀・)野郎どもよ残念だな!!