Cradle Of Fear
■ひとつめのお話は、女の2体の惨殺死体からはじまるお話だよ。
死ぬ2日前、女2人でクラブで遊んでると・・・
『ウホッ!いいオトコ!』
オマタがユルイ女がオトコ早速お持ち帰り♡
が、このオトコなんか様子がおかしい(見るからにな!)
うっかり異種交流♡
が、交流した1日後ユルいオマタから大出血、コレはヤバい!!
しかもお腹に蠢く怪しいモノを感じ、ユルイオマタは半狂乱!!
そればかりか・・・・爆誕!
■ふたつめのお話は、これまた女2人。コチラの女2人はコソ泥稼業に忙しい。
コッソリ盗みに入った家の家主に襲われ思わず家主をハプニング的にヌッコロシ☆
が、女の1人がウダウダしはじめてウザくなった片方の女が、これまたヌッコロシ☆
わーい!盗んだ金は一人占めだもんね!!
まぁ、悪は栄えたことはあんま無いワケで。
なんと、家主と殺したはずの相方が化けて猛烈に襲って来ちゃうよ!!
■みっつめのお話は、事故で片足を失ったお金持ちの男ニック。
クは大の車好きなんだが、片足が義足でイマイチ運転の醍醐味が感じられずションボリだ。
でも、まぁ彼女と仲も良いし?アッチの方もお盛んだし?
オッキはするのだが・・・どうも足のせいでリトル・ニックはションボリだ(泣)
そんなニック、昔の友達を襲撃すると、なんと友達の足をワッセ!ワッセ!!
友達の足を移植したニック、無事友達から奪った足ニックの足になり念願のドライヴに繰出すのですが・・・
■よっつめのお話は、一連の謎の惨殺事件を捜査してる警部の息子は、ある謎のインターネットサイトにハマっていた。
そのサイトは『Schick★ Room』(いかにも!)
そのサイトは小さな部屋に閉じ込められてる人が拷問されるのをリアルタイムで見せ、ご要望とあらばユーザーからの指示で拷問を加えるというユーザー参加型拷問チャンネルだ。
そのサイトに夢中になった息子はネット廃人になり職も失い家も失ってしもう。
そんな息子は事もあろうに、その拷問サイトを配信している家を突き止め、好奇心で家に侵入するのだが。
隠し味にドイツ。
コチラ名作『インブレッド』のアレックス・シャンドン監督の2001年の作品。 4つのお話からなる摩訶不思議なスプラッタ映画。
『インブレッド』と違って笑い要素一切無しと超硬派。
だが血液ダラダラ、具材ポタポタの実だくさんな絵面になっておるよ。
初期作品なんでね、もの凄い安い映像ですが・・・グロ面かなり頑張ってます!
お金がないだろうに、健気にグロ面は妥協せずに、細部・量にチカラ入れてるのが観ててもわかります。
もの凄いヒッドい絵面っぷりはアッパレです。
そんなワケでストーリーが若干ベタな感じもしますが、かなりグロ描写で寄り切った作品です。
4つの話からなる映画なのですが、上で触れてませんが話の繋ぎ役として、ダンディ警部と、精神病院に収監されている謎のオッサン、見た目がサタン・サタンしてる1話目で種付けした男が余興的に怖がらせを入れます。
まぁストーリーも、アレだけグログロ殺ってると突散らかすと思いきや、どの回も綺麗にまとめてあるというなかなかの作品。最終的にこの3人が壮絶なチミドロバトルで盛り上げるんですが(最後ッ屁的に)
最後のこのチミドロバトルに持ち込むあたり、しかも最後だから余ってる具材全部入れよう的な鍋感、燃え尽きるがの如くのハチャメチャっぷりなど、なんかドイツスプラッタ映画の香しい臭いがする作品でした。
アレックス・シャンドン監督、とんと新作の情報もなく恋しさゆえに手を出したコチラの作品。
よけいに恋しさが増殖したので、どうにかして欲しいモンです(・∀・)ナー。