The Black Gloves(2017)
Storyline
帰って来たオウルマン!!
精神科医のフィン博士は、患者の少女を救えなかった事を後悔していた。
ウジウジと後悔していたフィン博士は少女がおびえていた幻想のフクロウ男、オウルマンが凄く引っ掛っていた・・・。
いるはずもないオウルマン、少女が怯えていたオウルマン。
そんな時に目に入ったスターバレリーナ・エリサの記事。
精神を患い表舞台に出なくてなったバレリーナ・エリサも少女と同じくオウルマンの幻想に怯えていた。
なにかの使命感を感じたフィン博士はエリサが引き篭もっている屋敷に向かう。
や、やや!この屋敷は!
屋敷には憔悴しきったエリサと、かいがいしくエリサの身の回りの世話をしているどっから見ても怪しげなバレエの先生。
そしてオウルマンの陰に怯える痛々しいバレリーナ、エリサ。
救えなかった少女の為にも、ゼカヒでもエリサを救い出したいと鼻息を荒くするフィン博士。
頑張れフィン博士!!
たが、なんだろこの屋敷に来てから変な夢ばっかり見るんだよねー!!
なんで???
Review
誰かこの監督に巨万の製作費を早く!
以前ご紹介しました、オウルマン『Lord of Tears』のマンをヂした続編でございやし。
立ち位置としてはプリクエル・前日譚ですな。
ローリー・ブリュースター監督、前作の絶叫乙女オジサンの『Lord of Tears』から恐ろしいイキオイで成長しておるのは真底たまげた!!!
詳しくはコチラ↓
実はオウルマン、3部作構成になってるらしく、『The Black Gloves』。
前作の『Lord of Tears』。
そして圧倒的大傑作の『The Unkindness of Ravens』の三作品。
なんか最終的に『梟』から『大鴉』になっとります(; ̄Д ̄)カァカァカァ
制作するにあたって向こうの有名ファンディングプラットフォーム・キックスターターで資金を募っていたそうで、もうねこんな才能を野放しにしとく映画界がモドカシイですわ、さっさとハリウッドに拉致するべき野生の才能ですよ?馬鹿タレが!
正直にいいますと、この作品の後に観た3部作の最終作品『The Unkindness of Ravens』があまりにも圧倒的に素晴らしい出来だったのでキモソゾロな感想になっております、が、コチラもかなりの傑作。
さて、上のザックリなあらすじから、バレリーナ・エリサに惹かれ始めるフィン博士、それによってバランスを崩しはじめるバレエの先生とエリサの関係。
そしてチョイチョイ現れて恐がりを入れるオウルマン。
そして名女優マカレナ・ゴメス姉さんの法令線から放出される禍々しさ満点の演技で演じるバレエの先生(月影先生ばりの!)のキレ芸と顔芸(皺芸)。
少女を救えなかった古傷がジュクジュクしてくるような悪夢や幻想に悩むフィン博士。
とにかく笑いドコロは一個もない、容赦ない、頑固なほどのゴシックホラーです。
しかも『Lord of Tears』の時のオウルマンに若干ジャパニーズホラーの貞子チックなカクカクな動きを加えた事によって、尋常じゃなくオウルマンがやたらホラーカッコいい!( ;´Д`)
ラストのオチですがフィン博士とエリサは色んな呪縛から解き放たれ無事に屋敷を後にするのですが、それだけじゃ終わりません、わりかしスッキリ回収して終わりますな。
Black Gloves(黒い手袋)のタイトルが美しく感じるラストでした、コレがやりたいが為のタイトルだったんじゃないかと思うくらいですよ。
ちなみに、すでにコチラも、RavensのDVDがスッカリ発売されていた事をは知らなかったんですが、ビデオマーケット様で泡食って購入しました通販で。
ino邸に念願の『The Black Gloves』がビデオ・マーケットさんから届いたよ(о´∀`о)
— ino (@ino_inox07) 2018年10月18日
はぁ、、、マカレナ姐さんとオウルマンの美しきこのパッケージよ🦉
マルセル・ヴァルツの新しいのと、魔の書『オラフ・イッテンバッハ読本』に載ってたエッフェンバーガーのヤツをまたお願いしようかと( ;´Д`) pic.twitter.com/W1PAgurztP
実際届いたブツは、このような素晴らしいデザインで一時間ぐらい視姦してしまうがな。
本編は白黒でも充分に超絶美麗な映像美でしたが
カラーでも観てみたいような(о´∀`о)気もスルー。