イノ溜め

気持ち悪いのばっかりみておりますね。

ジャーマン・ゴア クロニクル ドイツ残酷ホラー30年史 Vol.1

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『ジャーマン・ゴア クロニクル ドイツ残酷ホラー30年史 Vol.1』です。

 

去年の夏、賑やかな祭り騒ぎになった『オラフ・イッテンバッハ読本』

その著者・ヒロシニコフ氏の最新作です。

 いや~ぁ、去年の『イッテンバッハ祭』ほんと楽しかったねぇ(о´∀`о)

 

そんなんでね、今年の夏も新刊が出る思って楽しみにしてました。

が、気付けば鈴虫が泣く季節、海にはクラゲが出る季節。

・・・ああ、今回は夏じゃなく秋冬になるのか?いや、もしかしたら出ないのか?!と、ソワソワしておりましたが。

はい、キチンと予告通りに 

出ました!(`ロ´;)

 

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我らの夏はこれからが本番です(キリッ!)

 コチラが去年の祭りの後↓

inox07230.hatenablog.com

で、今回は『ジャーマン・ゴア・クロニクル』に載ってて地味に日本にソフトスルーされていて、『テゥタヤ』や『ヒデオ1』の棚の隅に刺さってるであろう作品を復習がてら、ご紹介します(・∀・)

 

Violent Shit ・シリーズ

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『ジャーマン・ゴア・クロニクル』表紙の真ん中に配置されとります謎の鉄仮面・カール・ザ・ブッチャー(KTB)が活躍する、愛くるしいクソ映画です。

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アドレス・シュナース監督の作品です。

このシリーズは『マニアック2001』『デビルズ・マザー』『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』ってタイトルで3本出てます。

 おい、おい、inoの野郎まったく同じシリーズじゃないじゃないか、タイトルが全然違うじゃないか!!

と、思いのアジョシもいる思いますが、タイトルは違えど全部一緒のシリーズなん(; ̄ェ ̄)うん。

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カール・ザ・ブッチャーというね、あんましメジャーじゃない鉄仮面のホラーヒーローが活躍するシリーズです(途中から仮面を着用するジェイソン方式です)

 

タイトルがすべてバラバラ、その時期に流行ったホラー映画のタイトルに乗っかった感じが妙にイラッときますが、まぁDVDを再生したらタイトルも忘却の彼方に感じるほどのクオリティです。

パッケージも・・・Ride on し過ぎじゃないか?

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ストーリーもソッチノケでひたすら人体破壊&ヴァイオレンス&カンフー&バカ&バカ&エロです。

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しかも、チラホラと有名なホラー映画に途中半端なオマージュを捧げてみたりしてますが、捧げない方がいいんじゃないかレベルです。オマージュの押し売りです。

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画像も悪いので、メジャーな大作を嗜む方にはツライかもしれませんが、ジャーマン・ゴア映画の画質は、だいたい荒い荒い、むしろ粗挽き(ドイツ名産ソーセージ!)なんで諦めて観てください。

  そして、安倍定と同じぐらいチンコに恨みがあるのか?この『Violent Shit 』シリーズ(シュナースの作品全部)は必要以上にチンコ虐待が激しいです!

そのくせチンコは超リアルな作りなのに、マンチョスはかなり雑な作りなんですねぇ。

アワビの干物のような感じで、かなりヤッツケ仕事感が凄いんですが、ここら辺は女性人権団体は動かないんでしょうかね?

上品な話しはココまでにして。

 このアドレアス・シュナース監督作品は、やたらソフトスルーしております。去年の『オラフ・イッテンバッハ読本』の時も言っていたのですが、巨匠・イッテンバッハ先生の作品よりも、あきらかにシュナース監督作品の方が多く出てます。俳優として出てる作品も入れたらかなり出とる。

ベスマンの女囚虐待映画で無駄に熱演するシュナ。

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まるで枕営業したかのような本数あのDeepRedレーベルからやたら出てますんでね。

『Violent Shit 』シリーズじゃない他の作品も是非に。

 

 ュラム・死の楽園

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『ネクロマンティック 』『死の王』の屍映画ブームを巻き起こしたユルグ・ブットゲライト監督さんね。有名だよねぇ、実に。

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正直言うとあんまり得意じゃないんだなぁ・・・そんなんでユルグ・ブットゲライト監督の名前を出したのは、このウンコブログで初めてです。

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 そんな巨匠の作品は案外と4本ともソフトスルーされたりする、さすが巨匠よのう。

その中で選ぶとしたら『シュラム』です。

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一応は殺人鬼の話しなんだけども、ウジウジ系の殺人鬼(とはいえ2人しか殺してなかったような?)で、ほぼほぼ過激なシーンは妄想というへタレた感じなんだけどもね。

エヴァンゲリオンのシンジくを思い出すんだよね、この殺人鬼のオジちゃん。

 ウジウジ殺人鬼のウジウジっぷりを見てて胸に辛いと感じる方は良いお友達になれそうです。

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 やんわりネタバレすると殺人鬼が死ぬ間際みている走馬灯なんで、作品の頭から殺人鬼が死ぬシーンなんですね、しかも三脚から足を滑らせてね。

 死ぬとわかっていたのに、三脚から足を滑らせるシーンに超ショック受けちゃうんだよねぇ( ;∀;)

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観返してみると『シュラム』良い作品なんだわ、オススメだわ。

 

で、ユルグ・ブットゲライト監督について『ジャーマン・ゴア・クロニクル』の4ページ目で『わぁっつ!』となる話しが出てきます。

いきなり斬り込む(カミカゼ!)その内容は是非読んで下さいな。

おそらく、私のようなユルグ・ブットゲライト監督がそんなにアレな方には読み応えあるおもう。

 

イツチェーンソー大量虐殺・テロ200年

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ユルグ・ブットゲライト監督の話しを蒸し返すようでなんですが、そんなに『ネクロマンティック』が刺さらなかった原因となったのは恐らくこの作品を先に観たからなのかもしれない。もちろんこの作品も『ジャーマン・ゴア・クロニクル』にも載ってます。

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『ユナイテッド・トラッシュ』のクリストフ・シュリンゲンズィーフ監督さん作品ですね、この作品はカルト映画好きな方も方が知ってるかもしれない。

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その監督さんクリストフ・シュリンゲンズィーフ監督作品ね『ユナイテッド・トラッシュ』のブラックな感じがツボった方は是非とも挑戦して欲しいんだな。

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『ドイツチェーンソー・大量虐殺』は、チョイと強めのグロですが、ソーセージ好きは是非とも観た方がいいよ・・・ゲフンゲフンゲロゲロ。

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『壁』崩壊後のドイツ、東から西へに行く数十万人ものうち約4%が行方不明とな。その4%が実は美味しいソーセージになっていたっていうグルメ映画なんですが。けっこう凄惨なハズなんだけと何かホッコリ感が漂う作品ですな、私この作品好きなんだよねぇ実は。

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 ウド・キアも今でこそあれですが、クリストフ・シュリンゲンズィーフ監督の作品の常連でしてね。

キラキラに輝いてるぜ、ウドちゃん!!

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今の渋いクセのある親父を演らせたら他のツイズイを許さないいぶし銀の俳優ですが

この頃のウド・キアは毛穴からギラギラ輝いていたねぇ、とにかくキッチキチです、これは良いキアです。

 『 ドイツチェーンソー・大量虐殺』が美味しく頂けたら、是非とも『テロ2000年 集中治療室』を。

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いよいよなウド・キアに、いよいよ頭おかしい台詞とバカ絵面が意味わかんない(心で感じろ!!)闇鍋の様相をあらわしてきますが、この感じがタマランのだよ。

007シリーズとウンコが三度の飯より好きな方はハマる(ゲロる)オモウヨ?

  

 はい、この三作に絞ってご紹介してみました(・∀・)是非にトゥタヤにGOだぜ。

 

 

 さてさて 『ジャーマン・ゴア クロニクル ドイツ残酷ホラー30年史 Vol.1』。

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イカツいタイトルですね( ;´Д`)

 コレはちょっと敷居が高くなるんじゃないか?

内容的に専門的なお堅い内容になるんじゃないか?

30年史だなんて昔の映画とかそんなに観てないしっ!

正直な心境はこんな感じだったんですが。まぁ、今現在もそう思ってるチビッ子もいるかと思いますが。

コレがびっくりするほどサクサク読めるし、敷居は思いのほか低かった。

ぶっちゃけ入門書的な読み方も出来ますね。

難しい和製英語や漢字も少ないのでだいぶ助かりましたわ。

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相当な知識があった上で、分りやすく噛み砕いて餌づけしてるんでしょうねぇ。おそらくドイツの過去の政治的情勢とかも相当調べてる気がしますねぇ

頭良い人だと思うので、ドイツ語を話しはじめるのも時間の問題でしょう。

裏の警告文・むしろ読ませた方が良い子にスクスク育つんじゃーマン。

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肝心の内容ですが、ジャーマン・ゴアの歴史にはじまり、無駄にイカチいジャーマン・ゴアの監督名鑑。

『プリズンアイランド』シリーズのアンドレアス・ベスマン監督はストⅡのガイルにしか見えない!

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 さらにヒロシニコフ氏のインタビューによって明かされる『Violent Shit』シリーズのプロデューサー・スティーヴ・アクイリーナさんの涙なしでは読めない撮影時の苦労話と言う尻拭いの数々ナドナド・・・盛りだくさんダナ。

こんな楽しげな撮影の裏で・・・クスンクスン

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そして本書の目玉、ヒロシニコフ氏の抜かずの71連発で強めのジャーマン・ゴアDVDの紹介と、このような献立で美味しく構成されております。

このDVD紹介が圧巻でして。

このよくまぁこんなに鑑賞しまくった思います、さぞかしSAN値ガリガリガリガリ削られた事でしょうよ( ;∀;)

某・24時間テレビより感動したワァ 

 

 そんな涙を誘う(誘わない)ヒロシニコフ氏の『ジャーマン・ゴア クロニクル ドイツ残酷ホラー30年史 Vol.1』は絶賛発売中だよ!

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  お値段据え置き1300円(税込)

吉牛の特盛2つ分の価格ですね(・∀・)b

 

 特濃映画好きの困ったちゃん達の巣窟・『ビデオマーケット』さんでは店頭販売のみで販売のご様子。

www.video-market.net

 オモシロ本屋さん『タコシェ 』さんのオンラインショップで買えるご様子。

 

興味のある方は是非に購入を。

向こう一年は楽しめる魔の書ですぞ(о´∀`о)b

 

シタールを演奏するイッテンバッ監督は需要あるとおもうんだけどなぁ・・・ションボリ

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