Bliss(2019)
新年明けきっておめでとうございやし、ずいぶんご無沙汰しておりましたが今年もどうぞ御贔屓にしたらいいがね。
今年の抱負は去年より引き続き『血が出るまで耳かきしない、深追いしない。』
さて、今年の最初の作品は『Bliss』。2019年のinoベスト7位の作品だよ。
Storyline
画家のデジーは追い込まれていた。
描きかけの絵は全く進まず、クライアントから言われていた絵の納期、家賃滞納の催促、わかっているんだが・・・まったく絵が描けないスランプ状態で負の沼にトップリ浸かって身動きが出来なくなっていた。
そんな状態から逃げるように夜の街とドラッグに走るデジー。
プッシャーが激推しのドラッグをキメてクラブでハッチャケるデジー。
ドラッグ&酒&キメセク、やりたい放題のデジー!
そして朝、デジーは部屋で目覚めてからハッチャケたその後の事を思い出すが、ほとんど覚えてない。
だが描きかけの絵の前に行ってデジーは驚愕する・・・な、なんか描ける気がモリモリ湧いてくる!(ガクブル)
これは・・・ドラッグがあれば?
凄い作品が出来る気がする!!
だが、そんな素敵なお薬はありません!
今夜もドラッグでキマったまま寝落ちしたデジー 、翌朝とんでもない事が起きていることに気付く・・・今度はなんと途中ハンパの絵が結構な勢いで描き進んでいる!
いやいや、コレは私が無意識のうちに??いやいやないない!!
さすがにうすら寒くなってきたデジーだが、ドラッグ『Bliss』を手を出した後に待ち受ける地獄を予想もしていなかっただろう。
デジーを襲う尋常じゃない禁断症状。
欲しいのはドラッグ?
それとも?
それとも??(*‘∀‘)アハ
Bliss - Official Movie Trailer (2019)
Review
吸〇鬼になったん(見て見ぬフリ推奨)
いや、映画の紹介でモロに〇血鬼って書いてあるんでいいと思うんですがイチオウ、イチオウ。
いやぁ、凄い作品でしたよぅ( ;´Д`)『CLIMAX』も、おくすり系でしたが、コッチのおくすりの方が私には『ありがとう、いい薬です。』でしたね。
そそ、題材がドラッグとあって結構なキテマス、キテマス映像なんで、チビッ子は画面からはなれてみてね☆
この作品の特徴がデジーが『Bliss』が切れて禁断症状が起きる様を、ドキツイ色で表現しておるところね。
まぁコノなんていうの?ブラックライトての?ブラックライトで照らしたような色味みて、この色味なんとも言えないザワザワするよなぁ(落ち着かない色味だわ)
そして、三半規管をザワザワさせるグルグルと回るカメラワークがしゅごい!
グルグル回りながら場面を繋いでいったりとか、よくよく考えたらどうやって撮影してのかっていう不思議よ?よく出来とるがな『スペイン一家監禁殺人事件』以来の衝撃のカメラワークは必見だな(だけど画面からはなれてみるんだよ!)
そんな映像にデジーを演じた女優さんドーラ・マディソン・バージさんTVドラマ畑の方らしいですが無駄に腕があるもんで、禁断症状で悶絶しとる姿が真に迫りまくって観てるだけで気の毒になるん( ;∀;)
しかも、こんなにドラッグを鼻から吸引しまくる作品は観たことないね、鼻から吸って吸って吸ってスーッ!なのを見てるだけでコッチの鼻の穴が熱くなってくるぅ。
謎の病気(あるいは呪い)とかで肉体がコッピドイ事になるストーリーってのはアレだね、人生に行き詰った女だと悲惨さがビッシッとした作品になるねぇ、男じゃダメだね( ゚Д゚)映画にならんもさ。
そして、ザワザワしたドラックの禁断症状で翻弄されるデジーの物語も決着(?)に向かうラストのチミドロッドロのヌルヌル地獄絵図はスゴイのだよ。
吸血鬼なんだが、喰い付きがまるで4日間餌を与えないでおいた柴犬のような勢いでガブッ!と喰い付くもんで、吸血鬼いうより見た感じ食人鬼寄りだな。(添え物程度の衝撃の展開もありますがインパクトは薄し)
そんなんでラストの15分はチビッ子大好がきな派手な残酷描写になるワケだ、だけど良い子は画面からはなれてみるんだぞ!
この作品の監督さんは『人間まがい』(ホカホカオジサン)『The Mind's Eye 』(顔芸アクション)で変な世界観で魅了してくれたジョー・ベゴス監督さんね。
おそらく次回作の 『VFW』で確実にブレイクするでしょう。
主演が、あのジジイ!!(スティーヴン・ラングさんね)
で、この『Bliss』も乗っかってソフトスルーはする思うんでな、乗っからなくてもするだろうから、しばし待たれよ!