Mother!（2017）

  Storyline

 彼女（ジェニファー・ローレンス）と彼（ハビやん）は森の奥の一軒家にヒッソリと住んでる。

彼は名の知れた作家(詩人)なんだが、どうやらスランプ中で悶々としていた。

彼は大切にしている綺麗な石を愛でたり、家をフラフラしたり。

そんな彼の邪魔をしないよう彼女は、古い家の壁を塗り直したりしてヒッソリと生活していた。

そんなユッタリした時間を過ごす内に彼の創作意欲が出て来たらいいなぁと思っていたら、こんな森の奥の一軒家のドアのチャイムが鳴った。

・・・・誰よ？

こんな森の奥にオッサン（しかも、不吉の象徴エドやん！）が？？

『えー、何しに来たの』顔の彼女に対して彼はオッサンにやたら『welcome』顔。

しかも、このオッサン『・・・実は彼のファンです！』と言いやがり、ますます彼の機嫌はウナギノボやがって、彼女はとてもオッサンに帰れとは言えない空気に。

まぁ、しょうがないオッサンひとりだし適当に御飯でも食わせて・・・

ピンポー――ン！

再び鳴るドアのチャイムｗ

て・・・どなた？？

『オッサンの妻です♡』

 

このオッサンとその妻は、厚かましくしばらく滞在する方向になったらしく、彼女は大変面白くない。

この夫婦、とにかくズーズーしいっ！！キッチンを荒らす、彼女と彼の洗濯物と一緒に自分達のパンツ入れたり、彼のファン言う割には彼の部屋に勝手に入りこんで、彼の大事にしていた綺麗な石を割ったり

コレには流石の彼も激オコ！！

彼女もこの石の件は目に余るものがあるだろってんで、一発説教しようかと鼻息荒く夫婦を追いかけると・・・・

なんで？こ、交尾？？？

と、とんでもないコノ夫婦アフォだわ！性欲のケダモノだわ！！！

しかし、この夫婦は前戯にすぎなかった・・・

ピンポーン！！オッサンの息子でーす！

ピンポーン！オッサンの息子でーす。

む、群れっ！？

 

めでたく妊娠した彼女の大きなお腹も気にせず、彼の新しく書いた作品を祝いに次々に屋敷を訪れる人々・・・

いや、もうこの状態は！！！

ワラワラと狭い家に群がる彼のファン達！どんどん家に雪崩混んで警察の特殊部隊まで出動する祭りに！（マジだ！）

この謎の混乱の中、陣痛がおっぱじまった彼女（ﾋｰｯ!!)

ど、どうなる？？てか・・・コレってなんなのなんなのなんなのぅ？？

ﾋｰﾋｰﾌｰ！！ﾋｰﾋｰﾌｰｯ！！！

Review

 突撃☆隣りの晩ごはんホラーと思いきや( ；´Д｀)

ほんのサワリしか書いてないのでサッパリかと思いますが、新手のヨネスケ・ホラーかと思いきや、ココだの話、某・世界で一番読まれているアノ書（死者の書じゃないからな！）がベースに、いやモロに元になってる作品です。

ですが、完璧なほどのホラー映画。

しかも不気味な得体の知れない空気と展開にドップリとハマれる作りになっておるのですが、この空気も彼女が出産の兆候のキッカケになる大騒動が始まると物凄いスピードの渦に放り出せれます。画面の誰に・ドコに・何にを目で追えばいいのか観てるコチラがパニックになる、この臨場感（しかも長回し！！）

そして凄惨な展開を超えてのあの美しきラスト、この残酷な美しきな 展開は下のネタバレで読んでください。

この美しきラストは言葉になりません（クソの中に光り輝くとか書こうした自分が恥ずかしい！）

まごうことなき傑作です。

 

監督はトラウマ製造機・ダーレンアロノフスキー監督、そして主演はハビやんとジェニファー・ローレンス。

うーん実は私、この女優さんあんまり好きじゃなかったのですが、この作品で初めてこの女優さんをコゾッて使いたがる理由が分ったきがします。とりあえず凄いっ！

さてコチラですが、御存じの方も居る思いますが2018年1月19日に日本公開のハズでしたが、残念な事にパラマウント・ピクチャーズの意向により中止となりました。

いやね、一応は『売上が望めないから』とか言われてますが（；￣ェ￣）

あのダーレンアロノフスキー監督とジェニファー・ローレンスとハビやん、結構なビッグネームですよね？おかしくないかい？？

ぶっちゃけ下のネタバレを読むと分る思いますが残酷なシーンによる物言いだったら、怒りをすっ飛ばして、物凄い悲しいです(；ω；)

そうじゃない事を祈って今夜もパラマウント・ピクチャーズの偉い人を思って作った人形にマチ針指しておきますネ♡

 ネタバレはコチラ↓

混乱のさなか彼女は息子を出産、が彼がその産まれた息子を彼女（母・Mother）から取り上げ。

そして息子は大混乱の彼のファン（信者）によって無残にも身体を引き裂かれ、その息子の肉をファン達が食べてしまう。

その場面を見て錯乱した彼女（母・Mother）はファン達に襲いかかるも売春婦呼ばわりでフルボッコ。怒りにかられた彼女（母・Mother）は自分みずから家に火を放ちファンと自分もろとも火に飲まれていく。

焼け跡に残された焼け焦げた彼女（母・Mother）の身体を彼が抱きかかえ、横たえて彼は彼女 （母・Mother）の胸を手で開くと中から綺麗に輝く石を取り出すのであった。

 mother! movie (2017) - official trailer - paramount pictures