田舎県警の警察官のダニエルは、こんな夜中だっていうのに人気ない農道をパトカーでパトロールしてたら、道の真ん中でゴロゴロしている怪しい男を発見!!
早速、職質だっ!!
『お兄さん、何杯飲んだの?』
『一杯です・・・』
『腹いっぱいかっ!?』(密着警察24時的に)
どうやら、この男、酒ではなくクスリをキメてる感じするし、しかもどっか切れてるのか血出とるしなんで、とりあえず、近くの病院に連れて行く事に。
その病院には、ダニエルの奥さん(別居中)が居て非常に気まずいのだがコノ状況ではしょーが無い。
夜だというのに病院の中には、ダニエルの奥さん(別居中)のアリスン
若い妊婦さん、その他のモブキャラ数名と、リチャード先生。
アリスンとなんか気まずいんでね、さっさと血塗れの男を置いて帰ろうと開いてる病室の前を通ったら・・・
さっきの看護師さん・・・・
ヌップヌップッ
いやーーーーっ!!
思わず発砲♡ まぁ、どう考えても発砲してもイイ状況。
発砲騒ぎで病院内はチョットした祭になるも、とりあえず署に応援を頼む為に外のパトカーに向かうダニエルだが・・・
ワラワラ・・・・
いやーーーーっ!!イタイ!イタイ!!
刺されてる!刺されてる!!!!
なんもしてないのに、外の変な集団に襲われるダニエル。
ちょうど来た仲間の警察官の助けで命カラガラ病院に戻ると、今度はあの血塗れの男の悲鳴がっ!
病室でダニエルと仲間が見たモノは・・・
無理無理無理無理っ!!
みたこともないフレンズだねっ☆
ぬるぬるのその生き物、よくみたらダニエルが射殺した女が取り込まれて(変形してる?)新しい生物として蘇ったのか?とにかくキモイので部屋に閉じ込めとく事にしたダニエル達。
が、ロビーに戻ると、どっから来たのかゴッツイ猟銃を構えた親子に院内が占拠されとるがな!!!
そして、外を見ると
ふ、増えとるがな!!
一体どうなるーー?!(まあ、地獄絵図ですよ♡)
コレは一体???
知らない間に開いちゃいけない、オマタと地獄の門(綾小路きみまろ風に言うと)
最初は『ミスト』的な感じでオッパジマリ、気が付いたら『サイレント・ヒル』?『Baskin』???
どうやら、ジョン・カーペンター監督の作品が隠し味のようですが、ジョン・カーペンター監督作品は『Ghosts of Mars 』が一番好きな、ニワカなのでソチラの濃いお話は他の方に投げます。
ニワカなりに不気味なフレンズが『遊星からの物体X』っ気がムンムンなのは判りますが、『遊星からの物体X』よりも心配になるぐらいガンガン出て来ます。
ティザートレーラーでもガンガンと不気味なフレンズが出てますが、本編でも出し惜しみせずガンガン普通に不気味フレンズをブッ込んできます。
それだけでもアリガタヤ、アリガタヤなんですが、先の見えない(ホント予想できない!)ストーリーはココ最近では一番ですね。
上で触れてるアラスジはホントさわり、冗談抜きにさわりなんで。
いやー、イイ地獄っぷりですよ!コレェ!
優勝です。
こんなん、優勝です、もう傑作です。
脚本監督は『ファーザーズ・デイ』のスティーヴン・コスタンスキ、ジェレミー・ギレスピーと言うので、まさかこんなシリアス路線で来るとは予想していませんでした。
『ファーザーズ・デイ』でも斜め上に不時着した展開ですが、これはさすがに傑作なんで劇場公開あると踏んで多くは言いませんが、久しぶりにクレジットタイトルが出てくるまで息の根が止まってしまうラスト、もう素晴らしいですね。
実はこの主人公・ダニエルを演じたアーロン・プールさん。
アーロン・プールさんね、てっきりあの『ブレイキング・バッド』のアーロン・ポールさんと勘違いしてまして『ジェシーの奴、尋常じゃない役作りダナ!!』思ってましたが、実は『ポ』違いでした。良い子のみんなも間違えないようにな!!!
The Void (2016) Official Trailer