Prevenge (2016)

  

 Storyline

 妊婦のルースは今にも産まれそうなお腹でイソイソと何処に行くのやらネー。

普通の妊婦が行かないであろう場所ランキング（たまひよ調べ）７位の『爬虫類専門ショップ』に行くと

妊婦のルースは爬虫類を買うのはソッチノケで店の男の首をザクッリとな☆

 

いや、妊婦なんにコレだけでもアレなんだが、今にも産まれそうなボテ腹で、何故か安いビジネスホテルに住んでるルース、おかしい・・・。

質素なホテルのベッドで胎教の為か、しきりにお腹の赤子に話しかけるルースだが、なんと腹の赤子にルースが話しかけると、キチンと反応し会話が成立するのである！

『あの豚野郎、死んで当然ですバブーゥ、ママは良く殺ったバブーゥ』

普通の赤ちゃんが言わないであろうワード・ランキング（たまひよ調べ）3位の『殺す』を平気で口にする赤ちゃんだった。

そんな赤ちゃんに、ベッドに横たわりながら不慮の事故で無くなったパパの写真を見せ、悲しい顔を見せるルース。

朝になり、いつも通りに産婦人科での定期健診に行くと、ココの女医のアホみたいに明るい対応に、さらに気分が沈むルース。

ただえさえ旦那が死んでコレからが不安なのに、このKYな女医の明るさで

『コレから貴方の身体もドンドン変わっていくからｗ母乳ビューッ！と出たりとかネッ！ｗ』

嬉しい事なのだが、なんかルースの気持ちはオモクソ落ちて行く。

そんなルースに、また腹の中の赤ちゃんが語りかける♡

『ママ、そんな落ちこまないでバブーゥ、ここは気分転換にイッチョ殺りに行こうよバブーッ！！』

そして、赤ちゃんの声につき動かされるように、次々と殺って行くルース。

 

妊婦と言うのに70年代のムードがムンムンなクラブのDJを誘惑して（DJはルースは妊婦じゃなく、ただのデブだと思ってる）

自宅に上がり込んで、痴呆の婆さんが隣りの部屋で寝てるのに、DJの亀頭を切り落として殺害。

『ママー！汚いボールだね！キャッキャ！』

ルースの職場の『産休』を受理しない独身の女上司を、テーブルに叩きつけて首をザックリとキタコレ。

『ママー！コイツは淋しいメス豚でちゅよ！キャッキャ！』

 

どんどん、調子に乗って殺していく母子。

ウッカリ関係ない奴を殺っちゃったりｗ

ヨガインストラクターを襲い、ボディーブローを喰らったり。

そんなんしてたら母乳が出始め（ボディーブロー喰らったら出始めた）

気が付けば、いよいよ陣痛が来てもおかしくない時期になっていたのだよ。

だが、陣痛の兆しが訪れたにもかかわらず、ルースは今夜も赤子の声に誘われ『ひと狩り』に出掛けるのであった。

無事に、出産できるのか？

いやいや、コレは腹の赤子は普通の赤子じゃなくないか？

一体、どうなるヒーヒーフーゥ・ヒーヒーフ―ッ！！！

  

Review

先回のブログで紹介した『BLOOD HUNTERS』、嗚呼、連続ボテ腹映画です。コチラの他にもう一本ボテ腹が出てくる作品を観ましたが1週間で3作品ともボデ腹です、コレはマジに流行ってないか(；´ｪ｀)？？

ベン・ウィートリー監督作品の『SIGHTSEERS・殺人者のための英国観光ガイド』で、あのキモチ悪いニットのスケベパンツを編んでいたオバちゃん役アリス・ローさんの初監督作品です。

初監督にしてコノ完成度の高さにブッタマゲました、この一言ですわ。

しかも、実際にこの撮影中にアリス・ロー監督は妊娠していたって言うから驚いてコッチが破水しましたてぇ。

 

お話は、未亡人の妊婦が、腹の中にいるまだ産まれてない赤子の声に導かれるように、旦那の死に関係ある人や、自分が面白くない人を殺りまくるという内容。

他の方も言ってますが私もてっきり『ベイビーブラッド』みたいか話しかと思ってましたが、超絶・風刺コメディでしたよ。

ホラー色は薄いが、病み（闇）色は深い。

特に『産休』を受理しない女上司のエピソードは皆さんにどうみえるか？気になるねぇ(о´∀`о)

ボテ腹の高齢女性が嬉々として殺人を犯す姿なんて、何年に観れるか観れないかの珍しい映画なんで・・・だいたい、妊婦はドチラかと言えば真綿に包まって被害者側の映画はツワリで吐くほどありますんでね。

殺害するシーンよりも、この妊娠で不安定な精神状態で、すぐカッとなり周りが見えなくなって怒り狂うルースが怖かった( ；´Д｀)

貴方の周りにもこんな困った人いませんか？

そんなに派手なグロさは無いですが、崖から落ちて死んだ旦那の映像がフラッシュバックするシーンで旦那の頭から元気よく脳味噌飛び散って頭が変形してる描写は抜群でしたね。

で、いよいよルースは出産するのですが、どんな赤子が産まれるのかは秘密にしておこう思います(・∀・)b

ポスターを見てこの☆マークが咲き乱れてる具合だと、日本でいずれ観れる作品だとおもいますんで、ネタバレはしないだぜ(・∀・)←（どう？この対応、カッとするだろう？）

PREVENGE Trailer (2016) Horror Movie