Storyline
ボクは写真家になりたいのらー!!
ホットドック・スタンド勤務のアルバートは、ちとアババな男だ。
そんなんで、よくホットドッグを買う客に弄られるわけさ。
『君、もし良かったら僕の写真撮影スタジオに来ないかい?』
ソワソワしながら、謎の紳士のくれた名刺に書いてあるスタジオに向かうアルバート。
どんな事するんだろう?ボクは写真家のアシスタントとして頑張れるかな??
が、撮影スタジオについたアルバート、なんとアシスタントじゃなく、モデルとしてスカウトされたのだw
しかも、どうやらこのお肉紳士の撮る写真は、ちょっとアートな『フェチ専用のポルノ写真』、しかも女の顔にビニールの袋を被せて興奮するフェチというね!(ニッチ!ニッチ!)
アルバートはモデルとしてじゃなく、写真家のタマゴとして扱って欲しかったのに・・・
アルバートは写真を教えて欲しいとお肉紳士に頼んでみることにした♡
あからさまにクサイ顔で『とりあえず、撮影会でしばらくいないからさ、帰ってきたら声掛けるから』という。
だがアルバートの写真家への情熱は収まらなかった!
お肉紳士が留守にしているスタジオの鍵を持ち出し、街の娼婦をスタジオに連れて行き撮影会をするアルバート(嫌な予感!)
あの撮影会のお肉紳士がやったようにやるんダナ・・うまくボクでも出来るんダナ・・。
が、ちょっと頭が気の毒なアルバート、お肉紳士の真似をして撮影してたら力の加減が分らず本気で窒息死させてもうた!
この撮影会にいたく興奮し快感になったアルバートは調子に乗って次々と街のメス共を拉致して撮影会さ!
しかしね、こんなに殺して死体とかどうするのさ?
・・・・うそん!!(ヒッ!!)
写真のウデも上がってきたんダナ!今度の撮影会のモデルは片思い中のあのコがイイんダな!
次のターゲットは、アルバートのお気に入りのお客さんレクシーだ!
レクシー、逃げてーっ!!!!
Review
24時間テレビで流せばいいとオモウヨ。
オモクソ強烈でした、うん。
24時間テレビで個性的な人々を頑張らせてる奴らに観せるべき感動映画作品だなぁ(о´∀`о)ウンウン
フェチ写真家が撮ってる作品は女にビニール袋をかぶせて辛そうにしてるの好きフェチの為のポルノ写真よ(嫌な予感タップリ)
アルバートは、お肉紳士の撮影会の内容を忠実に真似していくんですが。
撮影=『モデルに罵声を浴びせる・顔に袋を被せる・モデルと寝る(これは、最初のモデルとお肉紳士が良い感じの仲だったのを勘違いしてる)』とアルバートが間違ってそう思い込んでしまってるというね( ;´Д`)
頭が気の毒なアルバートの悲し過ぎるこの勘違いが巻き起こす残酷な物語って感じに思うと思いますが・・・
そうでもなくて。もしかして自分のキャラ分かっててワザとやってるんじゃないかっていう、なんていうか悪魔的な無邪気さの毒があるっていうか?
殺した女の肉をニヤニヤしながらハンバーガーにしてシッカリ嫌な客に売ったりとか。
カメラ屋さんの店員さんにカメラの説明を受ける時の厚かましさとか、町のブラザーに平気でカメラのシャッターを浴びせたりとか。
お前絶対にワザとだろ?的なw
そんな完全に無邪気ではないトコロがツボでしたね。
スラブ訛りがまたイラッとくる!!
日本の映画で『おそいひと』という名作があるのですが、重度の身障者の住田さんが次々と人を襲い殺す作品なんですがね、この作品と同じ毒素ですわ。
コチラは日本でレンタルされとるので是非だぜ。
で話は戻るんですが、きっと、このキモいアルバートもよくある最後の方まで行くと、カワイソウなキャラに思えるような作りに持って行くかと思いきや?
最後までキモいの!!!(えーっ)
もうね、頭から尻までキモさミチミチ詰まっててやがる!!
こんな事言うとまた『inoさん、発言が乱暴ね!』とか多方面からまたお叱りを受けるでしょうが、正しい立ち位置だよアルバート。
現に、このアルバートさん演じたジョン・ワッチャーさん映画祭の最優秀主演男優賞を獲っております(抜かりねーぇ!)
突然エレクトリックダンスを踊るキモさ!
確実に日本のトゥタヤの棚には並ばない作品ですが、苦し紛れに住田さんの『おそいひと』借りて観てよぅ。
住田さんはアカデミー賞モノの演技だったのにアルバート(ジョンさん)と違って最優秀主演男優賞は獲っておりません(渡辺 謙だってよ!)
ネタバレはコチラ↓
レクシーをスタジオに連れ込んで撮影会に持ち込んだアルバート、ウッカリお肉紳士のアシスタントに無断で入った姿を通報され、哀れアルバートは警察に頭を撃ち抜かれオダブツ。アルバートの葬式に現われたお肉紳士はアルバートの眠る棺桶の蓋を開けてグチャグチャになったアルバートの死に顔をパシャパシャとカメラに収めてリムジンでナンパしたレクシーを乗せて去っていった・・・。